《アメリカ編》スパークリングワインの味わいと気候風土の関係性

スパークリングワインはシャンパーニュのような、冷涼な気候の中で作られることが求められています。

それは気温が高い産地だと原料となるブドウを栽培するとすぐに成熟して糖度が高くなり、このブドウでワインを作ると甘口でアルコール度数も高めになってしまい、スパークリングワインを作るために行う瓶内二次発酵には向かないためです。

スパークリングワインを作る瓶内二次発酵は最初にアルコール度数の低い辛口のワインを作り瓶に詰めて、二度目の発酵を行うことで炭酸ガスが発生し、アルコール度数を少し上げる方法です。

カリフォルニア州にあるカーネロス地区は、アメリカでは最も冷涼な土地であると言われています。

そしてスパークリングワインの原料となる品種でシャルドネを栽培し、スパークリングワインを製造するのに適している産地と言われています。